設立の経緯と歩み
✿1986年、生出恵哉、内田四方蔵らが『シドモア桜の会』の前身となる「日本の桜を愛した女史の墓前に桜を植える会」を結成。顕彰碑建立募金を開始。渡邊はま子ら約90人の賛同者から32万円寄付を集める。
✿1987年、 生出恵哉が発起人となりシドモア桜の会を設立。文芸懇話会、横浜ペンクラブが中心となり、山手十番館後援で活動始める。1912年のワシントン桜植樹と同じ3月27日第一回シドモア桜の会を開催し、墓前で顕彰碑「日本の桜を愛した女性ここに眠る」の除幕式とその傍らに生出恵哉が命名した〈シドモア桜〉を植樹。これにより、「シドモア桜の会」が始まる。
✿1991年、ワシントンより里帰りの苗木が贈られ、横浜外国人墓地内のシドモア家墓前に2本とアメリカ碑苑内に3本の計5本を植樹。現存は墓前1本とアメリカ碑苑内1本の計2本のみ。この「里帰りの桜」から接ぎ木したものが、のちに〈シドモア桜〉と呼ばれるようになった。
✿1995年、 シドモア女史の著作『日本•人力車旅情』の翻訳者•恩地光夫夫人、恩地薫が代表となり、山手十番館内の山手資料館に事務局を設置。
✿2015年、梅本千晶が シドモア桜の会ニューヨーク設立、NY州Eastchesterで桜植樹、桜祭りを始める。
✿2020年9月梅本千晶が代表を引き継ぎ、会の名称を「シドモア桜の会」から「シドモア桜の会 横浜」に変更。
名前の由来
「シドモア桜」の名前の由来について
シドモア桜の定義はワシントンから送られた墓前の「里帰り桜」から穂木を採った苗及びその成長した樹のみに使用する。元の里帰りした樹は、「里帰り桜」として区別している。
植樹リスト
✿本牧小学校 ✿本牧山頂公園 ✿元町商店街、谷戸橋近く(1993 年) ✿逗子池子米軍キャンプ場 ✿日吉の丘公園(2002 年) ✿大倉山公園(2017 年 3 月 27 日、第 33 回全国都市緑化よこはまフェア、横浜市港北区の事業として) ✿都立園芸高校(2017 年) ✿都筑区川和駅前 ✿緑区鴨居駅北側の鶴見川土手 ✿長野県、池田町 ✿山手の国務省日本語研修所(2019 年 3 月 15 日) ✿米国海軍横須賀基地(2019 年 4 月 22 日) ✿横浜市新市庁舎前・大岡川 弁天橋(2021年3月26日) ✿伊勢山皇大神宮創建150周年記念植樹(2021年10月22日) ✿横浜山手外国人墓地・シドモア家墓地/アメリカ碑苑内(2021年11月9日) ✿tvkハウジングプラザ横浜(2021年11月25日) ✿横浜インターナショナルスクール新校舎落成記念(2022年1月31日) ✿聖光学院(2022年3月18日)✿横浜市立横浜総合高校(2022年3月18日)✿精華小学校(2023年2月26日)✿慶應義塾大学日吉キャンパス(2023年3月18日)